糖尿病対策に効果的な成分「フコイダン」とは
<血糖値を下げる>という、明確な効果を持った成分は「インスリン」しか存在しないものの
結果的に血糖値の正常化に対して、アプローチすることができる成分は多数存在することになります。
「難消化性デキストリン」や、「サラシア」といったブドウ糖の吸収を抑えるもの
また「乳酸菌」による、腸内環境の改善・正常化は
インスリンの分泌・機能の改善という、高血糖の根本的なケアにつながります。
そして、そんな数ある「血糖値のために摂取したい栄養素」の中でも
昨今注目されている成分が「フコイダン」であり、一般的にはあまり知られていない成分である一方
糖尿病だけでなく「生活習慣病」の様々なトラブルに効果的なものとして期待されています。
注目の成分「フコイダン」
フコイダンとは、「海藻類」その中でも特に「もずく」に含まれる
「糖」の集合体(多糖体)一種であり、難消化性デキストリンと同じく
「食物繊維」として扱われ、「ネバネバ」とした部分に含まれる栄養素になります。
- 抗炎症作用
- 免疫の活性化(抗アレルギー)
といった機能があるとされ、研究が続けられている成分です。
細胞といった、身体の構造の根本にあるものに対する様々な効果が注目され
特に<抗がん効果>は、画期的なものとして話題になりました。
※フコイダンの抗がん効果は、明確に判明しているものではありませんが
細胞の異常を抑えるという面で、ガンの発症を抑えると考えられています。
まだまだ研究途上にある成分であり、全てが彰かにされた成分ではないことに加え
「体にいい」という漠然とも言える効果にもかかわらず、昨今非常にアイテム数増加しています。
そしてその中の1つとして、生活習慣病という1つの「傾向」に対して
オールマイティーな働きをすることで、血糖値のケアとしても利用する方は増えてきました。
フコイダンの血糖値への働き
フコイダンが持つ、生活習慣病改善に期待できる効果として
まずは、「血中(悪玉)コレステロール」の減少効果を挙げることができます。
血中脂肪の増加は、動脈硬化に直接的な原因につながるものであり
動脈硬化は、生活習慣病・その合併症の核となる症状です。
また、同時に「血液凝固抑制作用」を持っており
こちらも動脈硬化・血液の「詰まり」を予防することにつながります。
そして、血糖値に悩む方にとって最もメリットのある効果が
「高血糖抑制効果」であり、まだまだ動物実験の段階にはなりますが
血糖値の上昇を抑える、常時高血糖の解消につながる機能として期待されます。
肝機能へのメリットも
「腎臓」にと並び非常に重要な使命を持つ「肝臓」の細胞を
再生する機能につながる体内分泌物質である「HGF(肝細胞増殖因子)」の増殖も
フコイダンに含まれる効果として、また総合的な面で最もメリットのある機能として注目です。
肝機能の低下は、体全体の代謝機能の劣化につながるものであり
もちろん、インスリン環境の悪化・糖尿病のリスクの上昇にもつながるものです。